長唄 「女伊達」
2024年11月26日長唄、常磐津 「京鹿子娘道成寺」
2025年2月11日
振付:坂東扇菊
出演:坂東扇菊
浄瑠璃:都了中
三味線:都一中 都楽中
「道成寺もの」と呼ばれる曲の中で、大変難しい一中節の「道成寺」に挑戦。演者自身の振付によるものです。
『和歌山県に現存する道成寺を舞台にしたこの物語は、能や歌舞伎など様々な脚色で上演され馴染み深い物語です。 白拍子に化身した清姫の霊が、桜咲き誇る山深い寺の夕暮れに、この世のものとは思えない舞を舞いつつ、かつて愛した安珍を隠した鐘への執念を見せる様は、悽愴な鬼気迫る情景です。やがて鐘の中 に姿を消した清姫の蛇心は次第に慈悲の心に昇華し成仏します。この曲は能の道成寺を原曲として一中節らしい優美な趣を加え、三味線音楽として完成された数ある名曲の中でも、格調高い作品です。』
※所作立て(しょさだて)とは、歌舞伎の立廻りのうち、音楽に乗って舞踊的に進行するものです。立廻りよりもゆったりとした流麗な動きが特徴で、せりふ劇中の立回りよりも様式化されています。