
常磐津「双面」
2025年3月24日
ワークショップのお知らせ
2025年4月8日清元 義太夫「吉野山」坂東流チャリティー舞踊会
忠信:坂東扇菊 静御前:坂東凛香
歌舞伎の「義経千本桜」の中の一場面で、四段目の口、本名題は 「幾菊蝶初音道行(いつもきくちょうはつねのみちゆき)」と言います。俗には、狐忠信と言われています。静御前が義経から貰った「初音の鼓」は、実は、お供の忠信に化けた源九郎狐の、親の皮を使って作られたものでした。この演目は、「初音の鼓」を慕い、懐かしむ狐忠信と静御前の道行ということになります。
現行の文楽では原作の浄瑠璃の本文通りの構成で上演されることも多いのですが、歌舞伎では全段を通して上演される機会は少なく、人気のある場面が独立して上演される事が多いです。またその場合、場面の名称には以下に記したように、本来の段名とは異なるものが使われています。たとえば四段目の口「道行初音旅」だけを上演する際は『吉野山』といい、四段目の切「河連法眼館の段」だけを上演する際は『四ノ切』と呼びます。
↓参考までに
- 二段目の口 : 伏見稲荷の段 → 『鳥居前』(とりいまえ)
- 二段目の切 : 渡海屋・大物浦の段 → 『碇知盛』(いかりとももり)
⭕️四段目の口 : 道行初音旅 → 『吉野山』(よしのやま)
- 四段目の切 : 河連法眼館の段 → 『四ノ切』(しのきり)
※この四段目の口 : 道行初音旅が、この『吉野山』にあたります。
忠信:坂東扇菊 静御前:坂東凛香
歌舞伎の「義経千本桜」の中の一場面で、四段目の口、本名題は 「幾菊蝶初音道行(いつもきくちょうはつねのみちゆき)」と言います。俗には、狐忠信と言われています。静御前が義経から貰った「初音の鼓」は、実は、お供の忠信に化けた源九郎狐の、親の皮を使って作られたものでした。この演目は、「初音の鼓」を慕い、懐かしむ狐忠信と静御前の道行ということになります。
現行の文楽では原作の浄瑠璃の本文通りの構成で上演されることも多いのですが、歌舞伎では全段を通して上演される機会は少なく、人気のある場面が独立して上演される事が多いです。またその場合、場面の名称には以下に記したように、本来の段名とは異なるものが使われています。たとえば四段目の口「道行初音旅」だけを上演する際は『吉野山』といい、四段目の切「河連法眼館の段」だけを上演する際は『四ノ切』と呼びます。
↓参考までに
- 二段目の口 : 伏見稲荷の段 → 『鳥居前』(とりいまえ)
- 二段目の切 : 渡海屋・大物浦の段 → 『碇知盛』(いかりとももり)
⭕️四段目の口 : 道行初音旅 → 『吉野山』(よしのやま)
- 四段目の切 : 河連法眼館の段 → 『四ノ切』(しのきり)
※この四段目の口 : 道行初音旅が、この『吉野山』にあたります。
